5月27日カンボジア王国労働職業訓練省のヘン・スオ大臣を囲む昼食懇談会レポート
2025年5月27日、東京都内の歴史ある日本料理店において、カンボジア王国労働職業訓練省のヘン・スオ大臣を囲む昼食懇談会が開催されました。
本懇談会には、カンボジア側の招聘により、日本側からの来賓として、カンボジア議員連盟会長であり、フン・マネット首相の顧問も務める今村雅弘・前衆議院議員をお迎えしました。懇談会は、翌日に予定されていたフン・マネット首相と岸田文雄首相との会談を控え、両国の人的交流や経済連携について率直な意見交換を行う貴重な機会となりました。
日本側からは、NPO法人日本カンボジア友好人材センターの理事・島村絵美が取りまとめ役として出席し、カンボジア側からはセン・サクダ政務長官、タイン・ペンリティ政務次官、ナガウ・ハイリエン大臣顧問が参加しました。
懇談会では、日本におけるカンボジア人技能実習生・特定技能労働者への支援強化や、日本企業のカンボジアへの投資促進を中心に、実りある意見交換が行われました。
ヘン・スオ大臣からは、日本との人的資源協力をより一層充実させたいという意欲が示され、特に長野県で進行中の人材派遣「Nagano Project」をパイロット事業として成功させ、全国に展開する構想や、職業訓練および人材育成分野における日本との官民連携の推進について、具体的なお話を伺うことができました。
また、大臣からは、カンボジアの地政学的優位性や投資インセンティブ制度を活用し、日本企業との長期的かつ相互利益に基づくパートナーシップを築きたいという力強いメッセージも寄せられました。
出席者を含むすべてのステークホルダーが同じ方向を見据え、誠実で持続的な関係を構築していくための重要な一歩となったことを、私たちは確信しています。
ヘン・スオ大臣は、終始穏やかで温かい雰囲気を醸し出しつつも、重要な議論においては鋭さと品格を兼ね備えた存在感を発揮されており、その深みと魅力は非常に印象的でした。カンボジアの若きリーダーたちと共に、このような意義深い時間を共有できたことは、私たちにとっても大きな喜びです。
今後も日本カンボジア友好人材センターは、両国の交流を促進し、未来志向のパートナーシップ強化に貢献してまいります。
島村絵美
NPO法人 日本カンボジア友好人材センター 理事
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